安いクーラーボックスなんて自己責任でなんとかしる
釣りに行けない時は気を紛らすため、道具をいじって次に備える。
今使っているクーラーボックスは某大手釣具量販店から購入した品物。
購入から5年以上経った今でもモデルチェンジすることなく同じ型のやつが店の入り口横辺りで絶賛山積みになって売られている安価なものだ。
釣り場でも同じものを使っている人をよく見ることもあり、購入間もない頃、同じボックスを使っている人に間違って持っていかれそうになったことがあったために、“なるべく人と被らない”というこだわりを持つキッカケを与えてくれたキッカケメーカーだ。
ロッドスタンドを無理矢理付けて個性を出しているつもりだ。
また、釣りの時には後ろから静かに見守ってくれる相棒的な存在でもある。
この相棒、前回の釣行で問題を二つ投げかけてきた。
- 肩ベルト食い込み問題
- 蓋の結露問題
この二つの問題は次回の釣行まで必ず対策しなければならない。
なので、釣りに行けない鬱憤を晴らす意味も込めて作業してみた。
原因と言い訳をタラタラと考えながら、解決していこうと思う。
肩紐食い込み問題
クーラーボックスは肩にかけて長い距離を歩く場合もある、はじめのうち中身は氷しか入ってないため食い込み度は低いが、当然釣りに行ってるので釣れたりすると中身は増える。そうなると更に重量と食い込み度は増し釣り場内での機動力に支障が出てしまう。
ちなみに、全く釣れなかった場合、冷やす対象のない氷の重さと疲労感が精神的に食い込んでくる。
対策として、肩ベルトへの肩当ての導入をしてみることにした。
それではやってみる。
メイホウハードベルトBM-200をよく考えてから購入。
上の黒いのがBM-200
下の灰色が今使っているやつ
BM-200から肩当てを拝借
合体。
幅が合わないから結構緩いが、だからといってズレることはない。
蓋の方が完成したら本体に取り付ける。
また、BM-200の余った部品は別の道具の加工の時に必ず使う予定がある、だからこそ購入した。
蓋の結露問題
一晩中釣りをしているとボックス内の冷気と外気の湿度差によりボックス外側が結露してしまう。
釣行中、椅子代わりにしているため、濡れた所に座ってしまう事になり、快適に釣りを満喫することに支障が出ることになる。
釣行の数日前、ボックスの側面と底面はアルミテープや断熱シートによる加工を済ませておいた。
その時の画像
釣行中確認したところ、ボックス側面と底面からの結露はなく、その効果を実感出来た。
結露の原因として、蓋の方の加工はしておらず、ボックス内部の冷気により、加工されてない蓋の部分だけ冷やされてしまったからだと考えられる。
対策として、蓋の方にもそれと同様の加工をする事で結露の防止と更なる保冷力の向上が期待されるはず。
それではやってみる。
用意したのは
アルミテープは、ホームセンターにて購入していた家庭内在庫。
銀色に輝く保温シートは100均で購入、これも家庭内在庫、畳一枚分くらいの大きさのため、いっぱい使えるのが嬉しい。
蓋を本体から外す
マイナスドライバーで隙間をこじ開けて分解した。
パーツは大きく分けて3つ
真ん中の薄い発泡スチロールが断熱材の役割をしている。
寸法を測ったら保温シートをいい感じにカット、真っ直ぐにカット出来るから、線が入っているのは嬉しい。
ちなみにこれが保温シートの裏側、薄いウレタン素材になっている。
裏側に保温シートをいい感じにカットしたアルミテープで貼る。
尚、アルミテープは補強の役割もしている。
発泡スチロールが入るのを確かめてから…
組み立てる。
肩ベルトも付けて完成。
見た目はさほど変わらない。
次の釣行が楽しみだ。
★注意★ 改造は自己責任でお願いします。
さいごに
このクーラーボックスの改造例を見たいと思ってネットで調べてみたが、参考になる情報が得られなかった。
そこまでする価値がないのだろうと思う。
そのため、手探り状態での作業だったが、その分やり甲斐があったので楽しんで作業ができた。
「こんなの改造してまで使うの?」とか「メーカー品のいいやつ使えば?部品もあるし」とかいろいろ言われるかと思うが、そんなことはわかっている。
ただ自己責任で自己満足をしたいだけ。
それが楽しい。