一晩中アジング
昼休み、メールにて妻への許しを伺う…
「お願いがあります。今晩釣りに行ってよろしいですか?」
「どうぞ。」
「ありがとうごさいます。」
車に道具を積んだ時点で諦めてたらしい。
…ということで、釣行正式決定!
仕事を終え急いで帰宅、軽くシャワーで仕事の汗を流し、出発!
行き先は日本海、それ以外は決めていない。
西へ向かう峠の国道、少し大きな雨粒がぱらつくが、トンネルをひとつ進むごとに天気が良くなってくる。
山を下りた頃にはもう西の空から夕日が差している。
ひとまず市街地を抜け国道沿いにある釣具屋に寄り買い物。
そこで北か南どちらに行くか決めるのがいつもの流れになっている。
今回は南の方へ…。
再び車を走らせる…
出発して約二時間、日もすっかり沈み、暗くなっている。途中、軽めに食事を済ませ、また国道を走ること20分、ようやく海が見える。
午後八時、最初の釣り場K漁港に到着。
車を降りて周囲を見回す…
…釣り人の姿が2人…
…邪魔にならないよう少し離れた常夜灯の近くに移動、水面を見る、小魚の群れが跳ね回って活性が高く感じるが、最近の雨の影響かゴミなどの漂流物が普段より多く感じる、視線を奥に移す…。
…投げれなくもない…。
…ということで、釣り開始…。
まずはジグ単1gで…。
漂流するゴミとフグの猛攻をかわしつつ投げること数投…
20cm弱の鯵、まあまあの滑り出し、その後10cm台前半のを2匹追加、サイズアップを図りあの手この手試すが魚の反応がなくなってしまい移動…。
国道を南下する。
とりあえず坊主は免れたので、足取りは軽い。
午後十時半、次の釣り場Y漁港に到着する。
…釣り人の姿は無い…
見た限り水面もゴミは無く、濁りもいい感じ、
…一時間ほどやってみるが、全く反応がない。
移動、更に南へ…。
途中、道の駅により少しだけ仮眠をとる…。
午前一時過ぎ、県境にほど近いN漁港に到着。
…風が少し強い
数本立つ常夜灯の周り手前の方にアジングの人が二人、少し離れてサビキ釣りの人達が数人…
アジングをしている一人に声をかける…
「釣れてますか?」
「…爆釣。」
「…そうですか。隣入ります。」
「どうぞ。」
「ありがとうごさいます。」
準備をしながら、様子を見る。
言ってる通り連発している。
…我も続けと竿を振る。
風が少し強いため思うように飛ばない…。
ジグヘッドを1gから1.5gに変更。
…数投後、10cm台前半のサイズを掛ける。
その後も同じようなのを数匹追加。
少し疲れたため休憩をとる 。
マズメになるとサイズが上がるだろうと思いながら一息ついていると…。
後ろにネコが…
少し気になりつつも再開。
…サイズは上がらないものの、数匹追加。
そうこうしているうちに、東の空から明るくなってくる…。
そろそろ来るか?などと期待していたが、数匹掛けるも同じようなサイズ…………………。
…疲れがどっと押し寄せ集中出来ない。
…掛けてはバラしを繰り返す………。
…いつのまにか常夜灯の灯りも消え、辺りはすっかり明るい…。
…午前五時納竿。
帰り道、途中休みながら、一人反省会。
サイズが上がらないのは、時期が悪いからだと自分の下手さを棚に上げる。
悔しさと充実感に満たされて釣行終了。
…結果
19匹。
結局最初に釣ったやつが一番大きかった。